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【妊娠|妊活】プレゼント選びのポイント&妊娠から出産までの注意点

【妊娠|妊活】プレゼント選びのポイント&妊娠から出産までの注意点 イメージ お役立ちコラム

この記事では、妊娠中・出産後にプレゼントを贈りたい人に向けて、プレゼント選びのポイントと妊娠から出産までに気をつけたい情報をご紹介しています。

妊娠前・妊娠中・出産後・育児は、その人ごとに症状や環境が異なるため、その状況に合ったサポートが大切です。なかには「 妊娠前・妊娠中は病気ではない 」と軽視する人もいますが、” だからこそ理解や協力が得られずに大変 ”だと思います。

家族や専門家に相談しながら過ごすことが重要となりますが、この記事を通して少しでも大切な人が笑顔になるプレゼント選びの参考になれば幸いです。

 

 

プレゼント選びのポイント

プレゼントを贈るタイミング

🍀 妊娠中:安定期の5~7か月

🍀 出産後:2~3週間

妊娠報告をされたときはすぐにお祝いを贈りたくなりますが、妊娠されている人の体調や環境に対する思いやりも大切です。一般的に、妊娠5~7か月頃(16週~27週頃)が安定期のため、プレゼントを贈りやすい時期だといわれています。プレッシャーを感じやすい人、万が一の出産リスクがある人には、出産後2~3週間に贈ると喜ばれやすいかもしれません。出産祝いのタイミングとしては、生後7日目に命名する”七夜しちや”から生後1か月後頃に健康を祈る”お宮参り”までの間が一般的ですが、出産後はバタバタされている可能性があります。

 

金額の目安

🍀 出産前:3,000~5,000円

🍀 出産後:3,000~10,000円

出産前は3,000~5,000円、出産後は3,000~10,000が相場だといわれていますが、間柄によります。

一般的に、お返しの内祝いは1/3~半額とされているため、あまり高額になると相手に気を遣われてしまいます。

 

注意したい商品ジャンル

安産祈願、ベビー用品、胎児・母体に影響のある飲食物、締め付けのある衣類、身体を冷やすもの、香りが強いもの、刺激が強いものなど

プレゼントを贈る関係や受け取る人の気持ちにもよりますが、安産を願うアイテム・ベビー用品・身体に直接影響を与えるものなどは、その気がなくても相手にプレッシャーを与えたり傷つけてしまう可能性があります。「自分のときは嬉しかったから問題ない」「見える形で応援してこそ思いやりが伝わる」という人もいると思いますが、その時代・その人ごとに価値観は異なるので、もし贈るのであれば事前に様子を確認したり 出産後の方が相手も受け取りやすいと思います

 

選びやすい商品ジャンル

リラックスできるアイテム、心身をあたためるアイテム、胎児・母体に影響しにくい飲食物、保湿クリーム、クッション、タオル、メッセージカード、プリザーブドフラワー・ハーバリウムなど

※生花は、免疫が低下しているときに細菌感染のリスクがあります。

妊活・妊娠中は、未知の命との向き合いで気持ちを張り詰めている人もいます。リラックスしたり、心身を温めたり、保湿クリームで潤いを与えたり、ホッとひと息できるプレゼントを贈ると喜ばれやすいかもしれません。また、無理に高価な商品や他の人とかぶらないような珍しい商品を選ばなくても、手書きのメッセージカードやプチギフトでも想いは伝わります。渡すときにひと言添えると気持ちが伝わりやすいですが、「頑張って・大丈夫・元気な赤ちゃんを産んでね・私の時は~だったから~した方が良いよ」などの言葉は相手によってプレッシャーにもなるので、「おめでとう・無理しないでね・何かあれば相談してね」と気遣う言葉の方がやさしい気持ちが伝わると思います。

 

プレゼントにおすすめの商品

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妊娠から出産までの基本上と注意点

妊娠期間の数え方と出産までの流れ

妊娠期間の数え方には、受精初日を1日目として満日数・満週数をあらわす受精後胎齢たいれいと、最終月経初日を1日目として満日数・満週数をあらわす月経後胎齢たいれいの2種類があり、日本では一般的に月経後胎齢で出産予定日を計算しています。

計算方法は、最終月経を0週0日として、1週間を7日1か月を28日(4週)に区切って計算します。

出産予定日は、40週の0日(280日目/約10か月)ですが、同じ週数であっても月経周期の長さによって妊娠の経過に個人差があるため、妊婦検診のときに胎児の発育度合いから逆算しておよそ受精日(2週0日)となるように微調整されている場合もあります。

赤ちゃんは、妊娠2ヵ月のときは身長約1cm・体重約2gですが、出産時には身長約50cm・体重約3,000gまで成長しています。また、お母さんも、胎児(約3kg)、胎盤(約0.5kg)、羊水(約0.5kg)、妊娠による子宮・乳房・血液の増加(約4kg)などの影響で約7~8kgは体重が増加するといわれています。

妊娠超初期

1か月目

(0~3週頃)

妊娠初期

1~4か月

(4~15週)

妊娠中期

(安定期)

5~7か月

(16~27週)

妊娠後期

8~10か月

(28~40週)

臨月りんげつ

10か月目

(36~40週頃)

出産は、その人に合わせて経腟分娩けいちつぶんべん帝王切開ていおうせっかいの方法で産みます。
正期産せいきさん 37週から41週までの間に出産
早産そうざん 22~36週までの間に出産
過期産かきさん 42週以降に出産

🍀 よつばメモ 🍀

WHO(世界保健機関)の妊娠期間定義は280日±15日といわれているよ。受精後胎齢と月経後胎齢の関係は「 受精後胎齢=月経後胎齢-2週 」で表せるよ。

🍀 よつばメモ 🍀

ネーゲレ換算法で計算すると、簡易的に妊娠期間を知ることができるよ。最終月経初日から3を引いて出産予定月(引けない場合は9を足す)、最終月経初日に7を足して出産予定日を求める方法だよ。月経周期が28日で算出されているから、周期が27日の人は1を引いて、30日の人は2を足す必要があるよ。

 

体調管理の重要性

妊娠後、赤ちゃんの身体は15週までに諸器官の原型が形成されるため、妊娠初期の2ヵ月~4か月は体調管理が重要です

妊娠1か月胎嚢たいのうという袋に入った胎芽たいがの状態で超音波検査にも反応しませんが、妊娠2ヵ月の6週頃には心音がきこえて 7週には2頭身に成長します。妊娠3か月の8週以降は呼び名が胎児たいじに変わって 骨・筋肉・内臓を形成していき、妊娠4か月の15週までには諸器官の原型と胎盤たいばんが完成して栄養・酵素こうそを得ながら動きも活発になります。

悪阻つわりがつらい妊娠初期は、思うように食事をとれない人も多いため、葉酸や鉄分など 妊娠前から必要な栄養成分を蓄積させておき、自分の健康維持も兼ねて日頃からたんぱく質・カルシウム・食物繊維・水分をバランス良く摂取することが大切です。

また、妊娠中は子宮内の赤ちゃんに影響を及ぼす危険性があることから生ワクチンが使用できません不活化ふかつかワクチンのインフルエンザは予防接種できますが、風疹ふうしん麻疹はしか・おたふく風邪・水ぼうそう・ロタウイルス・結核などは接種できず、妊娠中は免疫機能が低下しやすくなっているので感染予防を徹底する必要があります。

抗体・感染症・生殖機能・病気など、妊娠・出産に影響を与える疾患の検査ができるブライダルチェックも実施されており、妊娠を希望されるご夫婦におすすめです。

 

妊娠前から気をつけたいこと

風疹の抗体値

抗体免疫が不十分な状態で妊娠20週頃までに感染すると、先天性風しん症候群のリスクが高まります(聴力障害、視力障害、先天性心疾患など)。

現在では2回の定期予防接種が実施されていますが、年齢によっては過去に0回・1回しか予防接種していない可能性があります。女性は胎児への影響も考えられるため予防接種後は2ヵ月間の避妊が必要となり、妊娠中は予防接種ができません。1回接種をしても100%確実に抗体を得るわけではなく、妊娠中は免疫が低下して感染リスクも高まるため、厚生労働省も抗体検査と予防接種を勧めています。

 

葉酸の摂取不足

葉酸ようさんとは、プテロイルモノグルタミン酸およびその派生物の総称で、水溶性のビタミンB群に属しています。ビタミンB12とともに赤血球を作ることから「造血のビタミン」とも呼ばれています。また、葉酸には子宮内膜を厚くする働き、代謝に関与していることからDNA・RNAといった核酸やたんぱく質の生合成を促進して細胞の生産・再生を助けるなどの働きもあります。

葉酸が不足すると、悪性貧血と呼ばれる巨赤芽球性貧血きょせきがきゅうせいひんけつを引き起こしたり、動脈硬化の引き金になる血清中のアミノ酸の一種であるホモシステインの含量が高くなります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、18歳以上の男女に対しては一日に240µgの摂取が推奨されていますが、妊娠中は付加量で240µg、胎児の二分脊椎症や無脳症など神経管閉鎖障害発症のリスクを低減させるためには付加的に400㎍/日のプテロイルモノグルタミン酸の摂取が推奨されています。

あくまでプレゼント選びの参考にと調べた情報のため専門的な説明はできませんが、ほうれん草・ブロッコリー・サツマイモ・大豆・バナナ・いちごなどに含まれる食事性葉酸は、消化管の消化酵素によってポリグルタミン酸型からモノグルタミン酸型に成分が変化して吸収されます。

そのため、調理中や消化の過程で栄養が損失しやすく、食事に加えて栄養補助食品等からプテロイルモノグルタミン酸の葉酸を摂取するよう推奨されています。

過剰摂取分は尿で排出されますが、診断でビタミンB12欠乏による大赤血球性貧血の発生を隠してしまわないように、年齢によって1日900~1,000µgなど耐容上限量が定められています。

🍀 よつばメモ 🍀

胎児の二分脊椎症や無脳症など神経管閉鎖障害発症は、妊娠6週頃(受精後4週頃)に発生するといわれているよ。母体となる体内に栄養を十分に蓄積させるには1か月以上前から意識する必要があって、胎児の形成に重要な妊娠4週前から妊娠12週までの期間は特に葉酸が重要になるよ。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、妊活中・妊娠初期は1日640μg(食事240μg+サプリメント等による付加400μg)、妊娠中期・後期は通常量の2倍で1日480μg(食事240μg+付加240μg)、産後の授乳期は1日当たり340μgの摂取が推奨されているよ。

 

水分補給量

一般的に、成人の場合は1日に1.5~2.0ℓの水分補給が推奨されていますが、妊娠中は新陳代謝が活発になって汗をかきやすく、血液の増加・羊水・悪阻つわり・便秘・頻尿など体内環境への影響も多いため、1日に約2.0ℓの水分補給が必要だといわれています。

【水分補給のポイント】

🍀 1~2時間おきに200ml程度をひと口ずつ

🍀 そのときの体調も考えて無理はせず、主治医に相談しながら適量の水分補給を継続する

一度に吸収できる量は限られており、一気に大量の水を摂取すると体内のナトリウム濃度が低下して体液が薄まり、水中毒みずちゅうどく(低ナトリウム血症)が起きる危険性があります。

【水分補給が重要といわれる理由】

性別や年齢などの個人差はありますが、人間のからだは体重の50~75%が水分でできています。

成人の場合、発汗・皮膚呼吸・排尿・排便などの影響で1日に約2.5ℓの水分が排出されるため、食事や飲料水から補給する必要があります。

体重の水分が約1~2%失われると 喉の渇き・めまい・吐き気・食欲低下、進行すると汗や尿が出にくくなり 脱水や熱中症状があらわれます。体温の上昇・老廃物の蓄積・血流の低下・全身機能への障害などが起きた後、体重の水分が約20%不足すると死に至ります。

脱水症状があらわれたときは、安静にしてOS1(オーエスワン)などの経口補水液を少しずつ摂取する方法がありますが、自己判断で終わらずに様子をみて受診や主治医に相談されることをおすすめします。

【体内水分量】※割合は目安です。

 胎児  約90%
 新生児  約75%
 子ども  約70%
 成人  60~65%
 高齢者  50~55%

男女差では、脂肪が多い分 女性の方が水分量の割合は低く、年代差では、高齢者の方が 細胞内の水分低下や筋肉の衰えによる影響で水分量の割合が低くなっています。

【主な水の働き】

①物質の溶解(食事の栄養素を吸収しやすい形に分解・代謝)

②物質の運搬(水分を含んだ血液やリンパ液が体内物質を細胞まで運び、不要な老廃物を尿排出させる)

③体温調節(体温を一定に保つ)

 

BMI(肥満度の指標)

BMIが25.0以上の高い状態になると、妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病・巨大児・肩甲難産などのリスクも高まりやすく、日頃から摂取量だけではなく塩分や糖分にも注意する必要があります。

その人ごとに症状も異なるため、専門家と相談しながら体調管理することが大切です。

※BMI=体重kg÷(身長m×身長m)

 

喫煙・受動喫煙

ニコチン成分による血管収縮作用で栄養・酵素が送られにくくなり、早産・前期破水・常位胎盤早期剥離じょういたいばんそうきはくり・発育不良・母乳分泌などに影響します。喫煙(主流煙)はもちろん、他人の煙を吸う受動喫煙(副流煙)も影響を及ぼすため 周囲の協力が大切です。

 

妊娠中に気をつけたいこと

リステリア菌を含む食品の管理

リステリア食中毒とは、Listeriaリステリア monocytogenesモノサイトゲネス による食中毒のことで、主にナチュラルチーズ・生ハム・スモークサーモンなど未加熱の調理済み食品(ready-to-eat食品)が対象になります。妊娠中は、ホルモンの影響で消化・免疫機能が低下しやすくなるといわれており、食中毒・早産・死産などのリスクがあります。加熱が必要な食品は十分に火を通す、冷蔵庫内であっても長期保存をしないようにする、調理時の消毒・衛生面を徹底するなどの予防がポイントです。

 

鉄分の摂取不足

妊娠中は、胎児に優先的に鉄分が送られるため貧血になりやすいといわれており、鉄欠乏性貧血による胎児の低体重・早産・流産などのリスクがあります。

年齢や月経の有無などにもよりますが、1日の摂取量としては通常6.5mg、月経があるときは10.5mg、妊娠初期は付加量2.5mg、妊娠中期・後期は付加量9.5mg、授乳期は付加量2.5mgが必要といわれています。

動物性食品のヘム鉄ではレバー類・赤肉・あさり・牡蠣など、植物性食品の非ヘム鉄では大豆・ほうれん草・小松菜・木綿豆腐などに多く含まれています。

動物性食品のヘム鉄は吸収率が高いため過剰摂取に注意も必要ですが、鉄分はビタミンC・たんぱく質と一緒に食べると吸収率が良いといわれています。

 

動物性ビタミンAの過剰摂取

ビタミンAとは、レチノール・レチナール・レチノイン酸の総称で、脂溶性しようせいビタミンに分類されています。

主要成分のレチノールには、目・皮膚の粘膜を健康に保つ、抵抗力を強めるなどの働きがあります。

動物性に含まれるビタミンAは、肝臓や脂肪組織に蓄積されやすく、植物性に含まれるビタミンAのように余分量を尿排出できないため、過剰摂取による胎児の先天奇形リスクに注意が必要です。

植物性のビタミンAは、にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

🍀 よつばメモ 🍀

植物性のβカロテンは、摂取後に体内の環境に合わせて必要な分だけ成分をプロビタミンAに変化させる特性があるよ。余分な量は尿として排出されるから、ビタミンAを過剰に摂取してしまうリスクは少ないといわれているよ。一方、レバー類や卵類に含まれるレチノールなどの動物性ビタミンAは、体内に蓄積されやすくて、食事やサプリの過剰摂取による健康・妊娠中の胎児への影響に注意する必要があるよ。

 

カルシウムの摂取不足

カルシウム不足による骨・歯・血液・体液・神経組織の形成に影響します。男性は750~800mg・女性は650mgなど、年齢によって1日の摂取推奨量があり、牛乳・乳製品・納豆・大豆類・小魚・切り干し大根などに多く含まれています。

ビタミンDと一緒に食べると吸収率が良いといわれていますが、体内に蓄積されやすい脂溶性ビタミンのため、耐容上限量を意識しながら過剰摂取には注意が必要です。

 

食物繊維の摂取不足

妊娠中は、つわり・運動不足・ホルモン・腹部の圧迫などの影響で便秘や痔になりやすいです。

玄米・ごぼう・サツマイモ・こんにゃく・切り干し大根・キノコなどの食材に多く含まれていますが、食物繊維にも不溶性と水溶性の種類があるため、その人に合ったバランスを保つことも大切です。

 

飲酒

胎児性アルコール症候群による胎児の発育障害、母乳分泌による乳児への影響があります。

飲み物を贈る場合は、アルコール度数の表記に注目することをおすすめします。日本の基準では、アルコールを含んでいないものを0.00%、ノンアルコールを0.0%~1.0%、アルコールを1.0%~と区別して表記されており、ノンアルコールの場合も微量にアルコールが含まれています。体内に蓄積されることで胎児や乳児に悪影響を及ぼす可能性があるため、「アルコール0.00%表記」の商品を選ぶ方が安全です。

みりん・料理酒などのアルコールは、調理するタイミングや量によって蒸発しきらない場合もあるため、一度の過剰使用には注意が必要です。

 

カフェイン

過剰摂取による発育不良早産流産に影響します。

コーヒー・緑茶(玉露)・紅茶・ウーロン茶などに含まれており、コーヒーであれば1日1~2杯と食品によって摂取量の目安が決められています。

🍀 よつばメモ 🍀

①デカフェ(カフェインレス)

原料にカフェインを含んで、90%以上を除去したものだよ
②ノンカフェイン

ハーブ茶・ルイボス茶・麦茶など、原料にカフェインが含まれていないものだよ

 

ポリフェノール

アントシアニンや大豆イソフラボンなどポリフェノールの一種は、有害物質の活性酸素を無害な物質に変える抗酸化作用もありますが、妊娠中の過剰摂取による動脈管早期収縮など、胎児の心疾患に影響を及ぼすリスクもあります。

カフェインを含んでいないルイボスティーや黒豆茶にも多く含まれているとされ、妊娠後期の8ヵ月以降はポリフェノールを含む商品や摂取量に注意が必要です。

また、大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあり、過剰摂取によるホルモンや胎児の異常に影響を及ぼす可能性があります。

 

水銀の過剰摂取

人体に悪影響を及ぼすといわれている水銀の過剰摂取により、赤ちゃんが音を聴いた時の反応が1/1,000秒以下のレベルで遅れる可能性があります。

海中には水銀が溶け込んでおり、食物連鎖によって大きな魚により多くの水銀が蓄積されています。そのため、キダイ・金目鯛・メカジキ・本マグロなどにメチル水銀が多く含まれ、1週間の目安摂取量が決められています。

ツナ缶・サケ・アジ・サバなどは特に心配する必要はないといわれています。

 

その他

水分不足・添加物の多い食品・刺激物の過剰摂取・身体の冷え・無理なダイエット・激しい運動・睡眠不足・ストレスなどにも注意が必要です。

 

おまけ(男性パートナー向き)

男性の妊活について

排卵はいらん因子(排卵障害)や卵管らんかん因子(閉塞へいそく狭窄きょうさく癒着ゆちゃく)などの症状で妊娠活動に悩む女性パートナーを元気づけたいとき、「プレゼントを贈る他に何かできることはないだろうか?」と考える人もいらっしゃるのではないかと思います。

手渡すときにひと言そのお気持ちを添えるだけでも素敵ですし、夫婦でリラックスできる時間をつくる・ブライダルチェックで一緒に風疹の抗体や感染症の検査をしてみる・男性不妊にならないよう生活習慣を見直してみるなど、具体的に見えるカタチで歩み寄ってみると想いが伝わりやすいかもしれません。

調査の結果にもよりますが、現代では女性側だけの問題ではなく、造精ぞうせい機能障害・精路せいろ通過障害・性機能障害・(副性機能障害・染色体や遺伝的な問題)など、実は男性側にも約50%不妊原因があるといわれています。また、個人差はあるものの男女ともに生殖機能は老化していき(正常老化・病的老化)、妊娠したときの胎児への影響も考えられるため、「高齢出産も増えてるし、その気になればすぐにできるだろう」という考え方は注意が必要です。

不妊症の検査や治療はその人ごとに異なり、心因性の勃起機能不全(ED)や夫婦間のすれ違いにつながる可能性もあるため、自己判断で悩まずにパートナーや専門家に相談しながら進めることが大切となります。

一部の泌尿器科では、精子検査・ホルモン値の検査・超音波検査による精巣チェックなどによって原因を探り、その人に合った薬物治療や手術治療を勧めるところもあるようです。不妊検査として、精液量・精子濃度・運動率・正常精子形態率など「精液検査のみ」に対応した産婦人科もありますが、日本の男性不妊専門機関・生殖医療専門医は限られており、受診前に検査可能か確認されることをおすすめします。

<WHO(世界保健機関)による男女の不妊割合>

女性 41%
男性 24%
男女とも 24%
不明 11%

<生活習慣の予防例>

🍀女性だけではなく、成人男性も1日240㎍の葉酸を摂取することが推奨されており、精子の形成・成熟・内部のDNA損傷予防にも影響するといわれている。その他、亜鉛・抗酸化ビタミン・たんぱく質などバランスの良い食事を意識して、アルコールを控える。

🍀非常にタイトな下着の着用を避ける、長時間座ったままではなく適度に運動する、長時間の熱い入浴やサウナを控えるなど、陰嚢部いんのうぶの温度上昇に気をつける

🍀睡眠時間を確保してストレスを溜めない。

🍀禁煙する。

🍀自己判断で無理な禁欲をしない。

🍀その他

 

おすすめ漫画

妊娠中は心身が変わりやすいので、その人に自覚はなくても傷つけていまうこともあり、相手の立場になって寄り添う気持ちが大切だと思います。

あくまで参考程度ですが、夫が妻になって妊娠から出産までを体験する漫画作品を見つけました。ギャグ要素もあるので好みは分かれそうですが、読み進めていくと自分の問題としてイメージしやすい内容もあり、リンクを貼りました。

 

 

【 参考文献 】